2010年10月8日金曜日

田中修一さん『遺傳』 (*10.7分)

恥となるかもしれないのを承知で書きます。
田中修一さんが、私の、このボッサの会のために、編作を試みてくださいました。『遺傳』です。かつて、トロッタ5で歌わせていただきました。その時はヴァイオリン、ピアノと一緒に演奏したのですが、今回は、ギターのみ。しかも私が弾きます。私の技術では、おそらく、演奏不可能です。演奏可能としても、歌が一緒にあります。ギターはギターで独自に動き、歌は歌で、語りとともにある。
これを演奏することは、トロッタを例に出すまでもなく、私の理想です。達成できれば、理想の形を手にしたといってもいいでしょう。しかし、今はまだ、無理。無理ですが、何の努力もせずにあきらめるのは、田中さんはもちろん、音楽に対しても詩に対しても失礼です。努力をします。楽譜は、田中さんの新曲『古琴幻想~二面の二十五絃箏のための~』が演奏された、10月6日(水)の、すみだトリフォニー「二十五絃箏コンサート」会場でいただきました。あまりの難しさにひるみましたが、努力はしなければと、ギターの長谷部二郎先生に電話をし、レッスンの日を増やしていただくことにしました。
仮に不可能と決まっても、努力をします。

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