2010年11月22日月曜日

チラシ作り




第6回 ボッサ 声と音の会
「隠岐のバラッド  OKI Ballads」

vol.1 「詩が生まれる」2006.2.10(金)
vol.2 「旅をする詩、音楽」2006.6.4(日)
vol.3 「島の音楽、島の物語〜アリステア・マクラウドの世界〜」2006.12.2(土)
vol.4 「詩と音楽を歌い、奏でる」2008.9.28(日)
vol.5 「音の形、詩の形、夢の形」2009. 9.30(水)/2009.10.11(日)

これまで5回を数えます「ボッサ 声と音の会」は、第6回を木部与巴仁のソロ・ライヴとして開催いたします。タイトルは「隠岐のバラッド」。1221(承久3)年、隠岐島に流された後鳥羽上皇を題材とします。

われこそは新島守よ隠岐の海のあらき波かぜ心して吹け (遠島百首)

『新古今和歌集』の編纂を強く推し進めた上皇は、当時を代表する歌人でした。倒幕のための軍を起こしますが敗北し、隠岐島に流されてからは、『新古今和歌集』をより完全なものにしようと、18年間、私的な編纂作業を続けました。『新古今和歌集』はもう、終わっているのに。生涯、自分の歌を求め続けた人生であったといえましょう。
「ボッサ 声と音の会」は、cafe 谷中ボッサで、音楽を伴う朗読の会としてスタートしました。詩人のピエール・バルー、音楽学者の細川周平、造形家の扇田克也らのゲストを迎え、またテーマも、時々のタイトルに見られるように多彩でした。ここ2回は、“詩と音楽を歌い奏でる”「トロッタの会」の作曲家、演奏家とともに開催してきました。それを今回は、木部与巴仁の単独公演とします。
ゲストは、ギタリストの萩野谷英成さん。全体を木部の語りで展開させながら、田中修一作曲の『鳥ならで』『遺傳』、清道洋一作曲の『革命幻想歌』、橘川琢作曲の『春五首』を演奏し、また新作詩『爪先』を詩唱する予定です。ボッサを、後鳥羽上皇が流された隠岐の配所とし、上皇が思いを語り、その合間合間に、歌と詩唱をともなう音楽が披露されます。物語としての歌、バラッドという様式にのっとろうと思います。「ボッサ 声と音の会」は、5年目、6回を迎えます。「トロッタの会」は、先頃、4年目と12回を終えました。今回はひとりになって、詩と音楽の発生、詩と音楽の原点に思いを至らせたいのです。お力を与えていただく演奏家、作曲家は、どなたも、「トロッタの会」でご一緒する皆様です。ぜひ、お越しください。

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